2026年2月最新版
Long-running Agents、Composer 1.5、Subagents、Skillsなど、 2026年に入って加速するCursorの進化を図解つきで詳しく解説します。 研修で即使える実践テクニックも収録。
最終更新: 2026年2月15日 | ソフトバンク様 Cursor研修 補足資料
2026年2月12日にリリースされた最大の目玉。 エージェントがこれまで不可能だった「長時間 x 複雑」なタスクを自律的にこなせるようになった。
| 観点 | 通常のAgent | Long-running Agent |
|---|---|---|
| 稼働時間 | 数分程度のやりとり | 数時間~36時間の連続稼働 |
| タスク規模 | ファイル単位の修正 | システム全体のリファクタリング |
| 計画性 | 即時実行 | 計画立案 → 承認 → 実行 |
| 品質保証 | 単一エージェント | 複数エージェントが相互チェック |
| 成果物 | 小さなdiff | 大規模PR(10,000行超の実績あり) |
| 対象プラン | 全プラン | Ultra / Teams / Enterprise |
Research Preview参加者の報告によると、通常のエージェントより「徹底的」なアプローチをとり、 エッジケースの検出やテストカバレッジの包括性で優れていた。 マージ率も他のエージェントと同等レベル、つまり品質は実用水準に到達している。
Cmd + L を押してください。
Cursor初の自社モデル「Composer」の最新版。 強化学習の計算量をベースモデルの事前学習を上回る規模に投入し、 難しいコーディングタスクの推論能力が飛躍的に向上した。
ポスト・トレーニングの計算量がベースモデルの事前学習量を超えた、 というのはモデル開発経済学の常識を覆す指標だ。 スケーリングカーブにはプラトーの兆候がなく、 「RLは予測可能にスケールする」ことをCursorが実証した形になる。
/clear でチャットをリセットするか、新規チャットを開いてください。
メインエージェントがタスクを分解し、 複数の子エージェントに並列実行させる。 git worktreeや専用環境で分離されるため、ファイル競合は起きない。
| 特性 | 詳細 |
|---|---|
| 分離性 | 各Subagentは独立したワークスペース(git worktree等)で動作。ファイル競合を防止。 |
| カスタマイズ性 | プロンプト、ツールアクセス、使用モデルを個別に設定可能。 |
| 速度向上 | マルチタスクシナリオで完了速度が最大40%向上(2026年ベンチマーク)。 |
| 並列上限 | 最大8つのAIエージェントを同時実行可能。 |
| デフォルト構成 | コードベース調査、ターミナル実行、並列ワークフローの3種がプリセット。 |
「このプロジェクトではこうやって書く」という知識をSKILL.mdで定義すると、 エージェントが場面に応じて自動的に適用する。 ルールファイルとの違いは「動的なコンテキスト発見」と「手順書としての実行可能性」。
| 機能 | Skills (SKILL.md) | Rules | .cursorrules |
|---|---|---|---|
| コンテキスト読み込み | 必要な時だけ段階的に読み込み | 常に全文読み込み | 常に全文読み込み |
| スクリプト実行 | 可能 | 不可 | 不可 |
| 自動発見 | descriptionで判断して自動適用 | Apply Intelligentlyで自動 | 常に適用 |
| 適した用途 | 手順書・ワークフロー | 静的ルール | 基本設定 |
| 移植性 | 他ツール(Claude Code等)でも利用可 | Cursor専用 | Cursor専用 |
Ctrl + `)を開き、以下を実行してください。
mkdir -p .cursor/skills/coding-standards
.cursor/skills/coding-standards/SKILL.md を新規作成し、以下を書き込みます。
---
name: coding-standards
description: このプロジェクトのコーディング規約を適用する。
変数名の命名規則、関数の書き方、エラーハンドリングの
パターンに関するルールを含む。
---
# コーディング規約
## 命名規則
- 変数名: camelCase
- 定数: UPPER_SNAKE_CASE
- 関数名: 動詞 + 名詞(例: fetchUserData)
- boolean: is / has / can で始める
## 関数の書き方
- 1関数1責務。50行を超えたら分割を検討
- 早期リターンでネストを浅く保つ
- 副作用のある処理は関数名で明示する
## エラーハンドリング
- try/catch は外部APIの呼び出しにのみ使用
- エラーメッセージには HTTP ステータスを含める
- console.error でログを残してから re-throw
/skills と入力して検索してください。
「coding-standards」が一覧に表示されれば成功です。
1月から2月にかけて、ほぼ毎週のペースで機能追加が続いている。
Cursorの生産性を上げるには、機能を知っているだけでは足りない。 使い方の「型」を身につけることで、手戻りとドリフトを激減させられる。
コミュニティでは「Drift」というオープンソースツールも注目されている。 75以上のAgent Skill例を含み、自分のコードベース規約をAIに強制的に覚えさせるための仕組みを提供する。
地味だが効く。毎日使うものだからこそ、キーボードから手を離さないワークフローが生産性を変える。
Cmd + L を押してください。Composer パネルが開きます。
@ を入力すると、ファイル候補が表示されます。
任意のファイルを選択し、以下のように質問してみてください。
@[選択したファイル名] この関数の処理内容を日本語で要約してください。
Cmd + I を押します。
選択範囲だけを対象にした修正指示を入力できます。
この部分を try/catch で囲んでエラーハンドリングを追加して
/clear と入力して送信。
古いコンテキストがクリアされ、次のタスクをクリーンな状態で始められます。
AIがどのコードを書いたのか追跡する。チーム開発でAIコーディングの透明性を担保する仕組み。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 形式 | JSONベースの「トレースレコード」 |
| 粒度 | ファイル単位 or 行単位でAI / Human / Mixed / Unknownを分類 |
| 紐付け | コード範囲と、それを生成した会話・コントリビューターを接続 |
| ベンダー中立 | オープン仕様として公開。他ツールでの採用も想定 |
今見ているこのページと同じようなHTML解説ページを、Cursor の Agent に作らせてみましょう。 テーマは自由。AIツールの最新情報、技術トピック、何でもかまいません。 「指示して → 生成して → 直す」サイクルを体験するのが目的です。
Cursor に投げる前に、人間が決めるべきことを整理します。 「何を」「誰に」「どんな構成で」伝えるか。これだけ決まれば十分です。
セクションは3つ以上を目安に。ヘッダー・メインコンテンツ2〜3つ・まとめ・フッターで構成すると収まりが良くなります。
Cursor で空フォルダを開き、Composer(Cmd + L)を Agent mode で起動します。
以下のプロンプトをコピーして、自分のテーマに書き換えてから送信してください。
「外部ライブラリを使わない」と「CSS変数でカラー管理」は必ず書いてください。 これを忘れると Tailwind を勝手に入れてきたり、カラーがハードコードされて後から変更しづらくなります。
骨格ができたら、1セクションずつ内容を入れていきます。 一度に全部やろうとしないのがコツです。セクション1つを完成させてからブラウザで確認し、次に進みましょう。
図解を頼むときは「何と何を比較する」「何ステップのフローか」を具体的に書きます。 「いい感じの図を入れて」だと的外れなものが出てくるので注意。
ターミナルで open index.html を実行し、ブラウザで見た目を確認します。
気になる点があれば、具体的に修正指示を出してください。
完成したHTMLをブラウザで開いた状態で、隣の方に見せてみてください。 自分が書いた指示(プロンプト)と、Cursorが生成した結果を振り返り、 「こう指示すればもっと良くなったかも」という気づきを共有すると学びが深まります。
2026年のCursorは「エージェント」が中心にある。 そのエージェントを自分のプロジェクトに最適化するのがSkillsで、 難しいタスクを任せるのがLong-running Agents。 この構造を理解すると、今何を身につけるべきかが見えてくる。